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仮想通貨AXS(Axie Infinity Shards)の将来性と購入方法を徹底解説します

AXS(Axie Infinity Shards)が注目されているらしいけど、将来性はどうなの?

投資した方が良いか検討したい

という疑問をお持ちの方向けに将来性や購入方法を徹底解説していきます。

そもそもAXSとは何か

AXSとはAxie Infinityというブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)で発行されるトークン(仮想通貨)です。

ERC-20というイーサリアムブロックチェーンの規格に準拠しており、 コンセンサスアルゴリズムとしてPoSを採用しています。

Axie Infinityは、2021年現在世界で最も流行っているブロックチェーンゲームの一つです。

引用:https://axie.substack.com/

Axie Infinityでは、ユーザは、アクシーと呼ばれるキャラクターを揃えてコンピューターや他のプレーヤーとのバトルに勝つことで仮想通貨を稼ぐことができます。
2021年夏頃、フィリピン等を中心に、普通に働くよりも稼げると話題になり、人気に火がつきました。

普通のプレーヤーがゲームで稼げるのはAXSではなく、SLP(Smooth Love Potion)と呼ばれるものです。

Axie Infinityの一般ユーザはAXSではなくSLPを稼いでいます。

一方、この記事で紹介するAXSは、ガバナンストークンと呼ばれる種類の通貨になります。

サービスの方向性決定に影響を与えることができる権利を持つ、いわばゲームの株のようなものになります。
一般ユーザーには配布されないゲームの基軸通貨です。

AXSはどのような目的で発行され、使用されるのか

Axie Infinityで一般ユーザに主に配布される通貨はSLPになります。

フィリピンでAxie Infinityの稼ぎで家を建てた人がいると話題になりましたが、多くの人はSLPを稼ぐことで儲けています。

SLPとは別にAXSを用意している意図は何なのでしょうか。

AXSが目指すもの

公式のホワイトペーパーでは、ゲームユーザと開発者の動機を調整することがAXSの目標だと記載されています。

ユーザと開発者が「ゲームをよりよくしよう」という同じ動機を持って共同でゲームを運営する状態を目指していくようです。

https://whitepaper.axieinfinity.com/axs

そのゴールを達成するためのより具体的な目標として以下の二つが記載されています。

  • トークンの長期保持を促すインセンティブを与える
  • 所有とガバナンスを分散化する

以下、わかりやすく解説していきます。

トークンの長期保持を促すインセンティブを与える

AXSの最終ゴールは、「ユーザが主体的にゲームの運営に参加する状態を作ること」だとすでに説明しました。

ただ、ゲームを潰したいと考えている悪意のあるユーザには来てほしくはないですよね。

来てほしいのは、Axie Infinityの成長に期待しAxieに投資して応援してくれる人たちです。

でも、当然何か見返りがないと誰も投資してくれません。

この、投資の見返りとして用意したのがAXSのステーキング報酬です。

後で詳しく紹介しますが、トレジャリーと呼ばれる金庫に自身のAXSを預ける(ステーキングする)と報酬がもらえるようになっています。

株を思い浮かべてもらうとイメージしやすいと思います。
ステーキング報酬=株の配当金 のようなものです。
企業の株の価格や配当金はその企業の業績に概ね連動しますから、企業が成長して発展するほど得をするようになっていますよね。
企業が発展すると得をするので、株の保有者は、自然とその企業を応援するようになります。

このように、ゲームの発展が自分の得になる仕組み(インセンティブ)を用意することで、株式保有者=ゲームの発展を願う応援者 が集まるようになるのです。

所有とガバナンスを分散化する

AXSはガバナンストークンという性質を持つ仮想通貨です。

ガバナンスは管理、運営という意味であり、ガバナンストークン=「サービスの所有権、運営権を持つ通貨」と言い換えてもいいです。

具体的にいうと、投票権のような機能がついており、所有者はゲームの運営や方向性の議論で投票を行うことができます。
トークンの保有数に応じて投票の影響度合いが変わるようになており、多く保有するユーザほど影響力が大きくなります。

株主総会で株主が会議に投票できるのと似ていますね。

AXSをたくさんのユーザに配布すると、サービスの議決権が多くの人に分散されるようになります。

このようにAXSを通じてゲームの運営を分散化させることが大きな狙いです。

AXSの発行量は決まっており、これから数年にわたって市場に出されます。

AXSを多くの人に配って分散されることで、一極集中を防いでたくさんの関係者による集団的な意思決定で運営していくことを目指します。

AXSは何に使用できる?

現在、AXSは以下の用途に使うことができます。

  • ブリーディング
  • ステーキング

ブリーディング

Axie Infinityは、アクシーと呼ばれるキャラクターをバトルさせて仮想通貨(SLP)を稼ぐゲームですが、

アクシーはブリーディングという交配機能で増やすことができます。

引用:https://whitepaper.axieinfinity.com/

このブリーディングにAXSを使用します。(AXSに加え、ゲーム内一般通貨のSLPが大量に必要になります。)

ブリーディングで増やしたアクシーは自分でバトルに使うもよし、誰かに売るもよしで、より稼ぐために自由に使えます。

ステーキング

AXSをCommunity Treasuryという金庫に預け入れるのがステーキングです。

ステーキングをすると、仮想通貨のネットワークに参加してくれたお礼としてステーキング報酬をもらえます。

ステーキング報酬は、ステーキング用にあらかじめ確保されている分とマーケットプレイスでユーザから徴収する手数料の一部を原資として配られます。
ステーキングサービスは9/30から開始されており、APRは2021年12月時点で111%となっています。

引用:https://stake.axieinfinity.com/

また、ステーキングに参加したユーザは今後ゲームの開発や運営方針の検討の際に投票できるようになります。

AXSの特徴

AXSは、主に以下の3つの特徴があります。

  • 総供給量が決まっている
    • AXSはSLPと違って総数が決まっています。(270,000,000)
  • 一定期間にわたって配布されていく
    • 配布スケジュールが決まっており、一定期間にわたり徐々にユーザに配布されるようになっています。
  • ゲーム内で使うことができるが使っても消失せず循環する

AXSの総供給量は決まっており、2億7千万です。
これ以上に発行されることはありません。
かつ、一度に全てを市場に出すことはせず、公開販売が開始されてから65ヶ月間にわたり徐々に徐々に配られるようになっています。

引用:https://whitepaper.axieinfinity.com/axs/allocations-and-unlock

上記は公式のホワイトペーパーのAXSのリリーススケジュールを表した図です。

7種類の確保先があり、それぞれにあらかじめ割り当てられているAXSが徐々にリリースされていきます。

このうち黄色がステーキングリワードです。

前述したステーキング報酬は、この黄色のステーキングリワードを原資として配布されます。

また、AXSは、ゲーム内で使用することができますが、使用しても消滅することはなく、Axie経済圏の中を投資家とユーザの間でぐるぐる循環し続けることになります。

引用:https://whitepaper.axieinfinity.com/axs

具体的には、以下のようなイメージです。

  • プレーヤーはゲームを通じてAXSを入手し、ブリーディングでAXSを消費します。
  • 消費されたAXSはなくならず、マーケットプレイスの手数料とともにcommunity treasuryという金庫に保管されます。
  • ②と、ステーキング報酬用に用意されているAXSとが、ステーキングをしている投資家に報酬として支払われます。
    • ステーキング報酬は、投資家やユーザがAXSを保有するインセンティブとして働きます。

このようにAXSはぐるぐると循環し、関係者に再分配される仕組みになっています。

AXSの価格推移

AXSの価格推移を見ていきます。

引用:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/axie-infinity/
  • 2020年〜2021年の年始
    • 10〜50円で推移。
  • 2021年2月〜6月
    • 4月に1,000円の値をつけてから、しばらく300〜500円をうろうろ。
  • 2021年7月〜9月
    • NFT業界やAxie Infinityの人気の高まりにより急激に上昇。
    • 9月頭には9,000円まで上がりました。
  • 2021年10月〜11月
    • 9/30にステーキングサービスが始まってからさらに爆上げ。
    • 11月には一時18,000円に到達。
  • 2021年12月
    • 仮想通貨全体の価格が落ち込んでおり、下落傾向。
    • 10,000円程度で推移。

グラフを見てもらうとわかりますが、AXSは2021年で爆上げしました。

2021年当初の50円のときから比べると、1年間でなんと200倍以上に跳ね上がっています。

業界全体で見てもかなりの上げ幅であり、一気にメジャーな存在にのしあがりました。

2021年12月末現在、仮想通貨の時価総額ランキングで30位となっています。

ブロックチェーンゲーム/メタバース関連のサービスで注目を集めているMANAやSANDと同じくらいの順位です。

AXSの価格はどう動く?今後の価格予想

AXSはAxie Infinityの基軸通貨であり、価格は今後もAxie Infinityの人気と概ね連動する傾向が続くと思われます。

現在の状況と今後のAxie Infinityの人気について見ていきましょう。

Axie Infinityの現在の状況

まず、現在のお話をすると、2021年12月、Axie Infinityはブロックチェーンゲームの中でもほぼ一強と言えるほどの人気を誇っています。

デイリーアクセス、NFTの取引量ともに、数あるブロックチェーンゲームの中でトップクラスです。

公式がまとめているデータによると、2021年10月時点で1日のアクティブユーザはなんと200万人を突破しています。

https://axie.substack.com/p/october

2021年12月時点でのブロックチェーンサービスの手数料収益の30日間のランキングを見るとOpenSea等を抜いてイーサリアムに継ぐ2位となっています。

引用:https://www.tokenterminal.com/

また、フィリピンではAxie Infinityで家を建てた人がいると話題になりました。

https://www.coindeskjapan.com/108396/

他のブロックチェーンゲームではここまで話題になったものはいまだありません。

今後も機能追加が予定されている

直近では、katanaというDEX(分散型交換所)が11月にリリースされました。また、9月にはAXSのステーキングサービスが始まっています。

今後も周辺サービスだけでなく、Axie Infinity自体の機能追加が予定されています。

一番の目玉は、V2という新バージョンの開発です。具体的なリリースの日程は明らかにされていません。

詳細は未定ですが、バトル機能を大きく作り替えるようです。

引用:https://axie.substack.com/

また、Land機能の実装も予定されています。

Landとは、仮想空間の土地にAxieの住居を作って遊ぶ機能です。

バージョンアップや新機能が実装されるとより注目が集まり、人気もしばらくは高い状態が続くと思われます。

AXSの価格も期待が持てますね。

AXSの入手方法、購入方法

AXSの入手方法は、取引所での購入が一般的です。

ゲームをプレーして入手することも可能なのですが、普通のユーザにとってはかなりハードルが高いです。

ゲーム内での一番メジャーな入手方法は、アリーナという対人戦の上位ランカーへの報酬です。
シーズン中に上位1,000位くらいまでに入るとAXSをもらうことができまます。
現在ではユーザは数百万という数になっており、上位1,000位以内を目指すのは非常に難易度が高いです。
したがって、一般ユーザはゲーム内でAXSを入手することはほぼ不可能と考えてよいです・・

以下のような入手方法もありますが、どれも難易度は高いです。(Land機能は未実装)

  • トーナメントで勝利する
  • Landで購入する
  • ゲームを便利にするツールを作成する

現実的な入手方法は、やはり取引所での購入になります。

ただし、日本の取引所では取り扱っていないので注意が必要です。

海外の取引所を使用するようにしましょう。(海外の主要な取引所であればだいたいどこでも取り扱っています。)

注意点ですが、海外の取引所では日本円での取引はできません。

日本円を利用してSLPを購入したい場合、以下のステップが必要です。

  • 国内の取引所で日本円でリップルやイーサリアム等の仮想通貨を購入
  • 海外取引所に送金
  • 海外取引所で通貨をSLPに交換

有名取引所のBinanceがおすすめです。

口座をお持ちでない方はぜひBINANCEに登録してみてください。

BINANCEの公式サイトに行く!

登録・口座開設の方法は以下の記事を参考にしてみてください。

バイナンスの登録・口座開設のやり方

注意点ですが、Binanceを始めとする海外の仮想通貨取引所の大半は、日本円の銀行振込による決済に対応していません。

クレジットカードで決済することもできますが、

  • 手数料率が結構高い
  • 使用できるカードに制限がある

などの理由であまりオススメできません。

日本円を利用して海外取引所で目当ての仮想通貨を購入する一番オーソドックスな方法は以下の通りです。

  • 日本の仮想通貨取引所で円でXRP(リップル)などの仮想通貨を購入する。
  • XRPなどの仮想通貨を海外の取引所に送金する。
  • 海外の取引所で上記通貨を利用して目当ての仮想通貨を購入する。

日本の仮想通貨取引所の口座をお持ちの方は、普段お使いのところを利用してみてください。

お持ちでない方は、新規に口座を開設しましょう。

日本の仮想通貨取引所はbitbankがオススメ

個人的オススメはbitbankです。

手数料が高い「販売所」形式ではなく、手数料が安い「取引所」形式で全銘柄を売買できるのがイチオシのポイントです。

他のメジャーな取引所では、「販売所」の取扱銘柄は多いけど「取引所」で購入できる銘柄は極端に少ない というところが多いです。

bitbankであれば、全銘柄を「取引所」で購入でき、大体のケースでトータルの手数料を安く済ませることができます。

bitbankの口座開設〜入金手順は公式の解説が参考になるので、ぜひ参考にしてみてください。

bitbank公式

bitbankで仮想通貨を購入して海外の取引所に送金

登録と入金が終わったら、XRP(リップル)などの仮想通貨を購入していきましょう。

日本の取引所側で購入する通貨はなんでもOKですが、手数料等の余計なコストを抑えるならBTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)などの送金手数料が高い通貨は避けた方がいいです。
XRP (リップル)は送金手数料がかなり安く、海外取引所送金用に購入するのにもってこいです。

購入はスマホアプリがスムーズで便利です。画面下部の「取引所」をタップして「XRP/JPY」を押してください。

黒い画面に遷移します。「注文」をタップすると実際の取引画面に移動します。

赤枠内に希望の価格、数量情報を入力して注文をタップすれば指値注文が完了します。

画面左に並んでいる赤文字と緑文字の真ん中が現在取引が進んでいる注文の価格です。(画面の例の場合、「102.201」)

上記をベースに自分が購入を希望する金額を入力すればOKです。

その後、上記通貨を海外の取引所に送金して、海外の取引所側でお目当ての通貨を購入しましょう。

海外取引所への送金方法は、以下の記事を参考にしてみてください。

バイナンスへのリップル入金方法

AXSのまとめ

AXSはAxie Infinityの基軸通貨であり、Axie Infinityのいわば株のような性質を持つ通貨です。

  • AXSはAxie Infinityの運営を分散化させるために発行される仮想通貨
  • 総供給量が決まっており、一定期間にわたって徐々に市場に出される
  • ステーキングに対応しており、預け入れることで稼ぐことができる
  • 1年で価格が爆上げし、メジャーな通貨の一つになった
  • 今後もAxie Infinity人気は高い状態が続くと思われ、価格への期待も高い

昨今のNFTゲームブームやメタバース関連サービスへの期待により、今後も注目を集めていくでしょうし、値上がりも期待できます。

今のところゲームで入手することは非常に困難です。海外の取引所で購入してみましょう。

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