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新幹線の切符のキャンセル期限を解説 払い戻しはいつまでできる?

新幹線の切符を買ったが、予定が変更になって急に行けなくなった・・

そんな時はいつまでならキャンセルできるのでしょうか?

今回はJRの窓口で新幹線の切符を購入した場合を対象に、キャンセル期限とルールを解説します。

ちなみに、JRではキャンセルのことを「払い戻し」と読んでいます。公式サイトなどで確認される際は「払い戻し」と読み替えてください。

切符は乗車券と特急券の2種類でできている

まずはじめに、新幹線の切符は2種類の券で構成されています。

基本は、購入すると2枚が別々で発券されます。ただし、場合によっては1枚で発券されるケースもあります。

  • 乗車券…降車地までの距離によって金額が変わる、電車に乗車するための切符
  • 特急券…新幹線をはじめとする速い電車に乗るための切符

新幹線の切符は上記2種類の券の組み合わせでできています。

指定席の場合も自由席の場合も、キャンセル期限やキャンセル料の計算方法は実は券ごとに少し違うんですよね。

以下、それぞれの場合のキャンセル期限について解説します。

キャンセル料金については、以下をご覧ください。
「新幹線のキャンセル料金はいくら?窓口・予約サイト別に徹底解説

指定席のキャンセル期限

指定席の切符キャンセル期限は以下の通りです。

  • 乗車券…有効期間が過ぎるまで
  • 特急券…新幹線の出発時刻まで

似ていますが少し違いますね。

出発時刻はわかりますが、有効期間とは何でしょう?

有効期間は、その名の通り切符が有効に使える期間です。

実は、列車の出発日に加えて数日間追加で利用できるように設定されています。出発日を過ぎても有効期間内であれば利用できるんです。しかも目的地に着く前であれば同じきっぷを何度も利用できます。

これがどういう時に役に立つかというと、目的地の手前の駅に途中下車する場合です。例えば、東京から新大阪に行く場合、有効期間は出発日から4日になります。

その場合、東京から新幹線に乗り、名古屋で降りて2泊しても、まだ出発日から4日以内なので、東京から使ったものと同じ切符を利用し、名古屋から新幹線に乗って、新大阪に向かうということも可能です。

(ただし、特急券については、有効期間は当日中なので、例のように移動が日付をまたいでしまうと新しい特急券を買い直す必要があります。)

知ってました?

 

以下、有効期間の日付ルールです。

表には記載がありませんが、営業キロが100キロメートル以内の場合は、出発日当日が有効期間になります。

有効期間

営業キロ
単位:キロメートル
有効期間
200まで2日
400まで3日
600まで4日
800まで5日
1000まで6日

引用:JRおでかけネット「きっぷのルール」

有効期間は乗車券の上部に記載されていますので、ご確認ください。

この有効期間が乗車券のキャンセル期限になります。

乗車する距離が100キロ以上だと有効期間は2日になるので、出発時刻を過ぎてしまってもそれが1日後であればキャンセルできることになります。

一方、特急券は出発時刻までがキャンセル期限になります。

こちらは出発時刻を過ぎてしまうとキャンセルできません。新幹線をキャンセルする際は、締め切りが早い方に合わせ、基本出発時刻までに手続きするようにしましょう。

自由席のキャンセル期限

自由席の切符も、指定席と同様、乗車券と特急券の2枚の券で構成されています。

それぞれのキャンセル期限は以下の通りです。

  • 乗車券…有効期間が過ぎるまで
  • 特急券…有効期間が過ぎるまで

どちらも同じですね。しかし、有効期間の長さは実は乗車券と特急券で異なるんです。

乗車券の有効期間は、先ほどの指定席の場合と同じです。

一方。特急券の有効期間は、乗車日当日の一日間です。すなわち、予約した便の出発日当日がキャンセル期限になります。

指定席の場合、特急券のキャンセル期限は出発時刻まででしたが、自由席の場合は、予約した便の出発日中であればいつでもキャンセル可能です。

指定席の場合は具体的にどの便に乗るのか決めるわけですが、自由席の場合、予約した日であればどの便を利用してもOKです。

どの列車を利用しても良いので、指定席のように具体的な出発時刻の期限を設けることができません。そういった事情もあって、期限は日付によって決められているんですね。

指定席の出発時刻を過ぎてしまった…そんな時は自由席に乗車

指定席の場合、出発時刻を過ぎてしまうと、特急券のキャンセル・払い戻しはできません。

もちろん変更もできず、別の便の空いている指定席に座るということもできません。

別の列車の指定席を再度予約する場合、また新たに特急券を買い直す必要が出てきます。

でも特急券を新たに買い直さなくても、新幹線に乗る方法があります。

それは、指定席をあきらめて別の便の自由席に座ること!

乗り遅れた列車の出発日と同じ日付の列車であれば、購入ずみの特急券を利用して別の列車の自由席に座ることができるんですよ。

朝早い時間の新幹線を予約していて、寝坊で乗り遅れてしまった・・そんな時は指定席をあきらめて別の便の自由席に乗車してみるのもアリです。

まとめ

新幹線の切符のキャンセル(払い戻し)期限について紹介しました。

指定席の場合は、基本的に出発時刻までと考えていただいて良いでしょう。

それを過ぎると特急券が無駄になりますので、予定が変わってキャンセルの必要が出てきた場合は、出発時刻までに忘れず払い戻しの手続きをするようにしましょう。

万が一寝坊や遅刻で出発時刻までにキャンセル手続きができなかった場合は、別の便の自由席に乗車するのがお金も無駄にならず良いですね。

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