じゃらんはリクルートが運営する宿泊予約サービス。
楽天トラベルと並んで日本で非常に多く使われている人気の宿泊予約サイトです。
じゃらんのキャンセル料はどう決まる?
自分がどちらで予約をしたのか注意して確認するようにしてください。
予約はじゃらん予約照会画面から確認できます。
ケースごとに規定をみていきましょう。
「宿・ホテルのみの予約」の場合のキャンセル規定
宿泊施設のポリシーをチェック
キャンセル規定は、じゃらんではなく、宿泊施設が設定しています。
つまり、キャンセル料がいついくら発生するのかは、予約した宿泊施設によって異なります。
ちなみに、宿の単体予約の場合、どの旅行サイトでも宿泊施設のポリシーが適用されることが多いです。
なので、
- 以前予約した際には、1週間前にキャンセルしてもキャンセル料なしだったけど
- 今回予約した宿ではキャンセル料が発生してしまった・・
ということもあり得ます。
なので、キャンセルの際には、規定をきちんと確認しておくようにしましょう。
キャンセル規定を確認する際は、予約照会画面にアクセスし、「予約の照会・変更・取消」をタップしてください。
その後現在の予約の一覧が表示されます。そこで確認可能です。
キャンセルが必要になりそうだな・・と思ったら、じゃらんの予約照会画面 から規定を確認するようにしましょう。
キャンセル規定の傾向
ホテルによっては、
前日まで全くキャンセル料が発生しないところもあれば、
一ヶ月前からキャンセル料が発生するところもあります。
ホテルによってまちまちですが、
ビジネスホテルだと、だいたい3日前くらいからキャンセル料が発生する施設が多いです。
1、2週間前くらいであれば安心。3日を切ってくると注意が必要。とざっくり覚えておいてもいいですね。
たまに、キャンセルの融通が効かないかわりに値段をかなり安く設定しているプランがあります。
キャンセルが発生する可能性があるなら、縛りがきついプランはあまり利用しない方が良いですね。
「じゃらんパック」の場合のキャンセル規定
じゃらんパックでは、宿の単体予約と異なり、じゃらん側で一律でキャンセル料の規定が定められています。
キャンセル規定は以下の通りです。
キャンセル日 | 取消料 |
---|---|
〜旅行日の55日前 | 500円 |
旅行日の54日前〜21日前 | 2,000円 |
旅行日の20日前~8日前 | 旅行代金の20% |
旅行日の7日前~2日前 | 旅行代金の30% |
旅行日前日 | 旅行代金の40% |
旅行日当日(旅行開始前) | 旅行代金の50% |
旅行開始後、または無連絡取消 | 旅行代金の100% |
500円、2,000円というのは、航空券の取消にかかる手数料です。
21日前までは、航空券の取消費用のみかかるイメージです。(JALじゃらんパック、ANAじゃらんパックどちらを利用してもかかります。)
予約をキャンセルする手順・方法
じゃらんでの予約キャンセル方法はいたってシンプルです。
- じゃらんの予約照会画面にアクセス。
- 「会員予約の方」の「予約の照会・変更・取消」をタップします。
- 現在予約中のプランが表示されます。
- キャンセルしたいプランを選び、画面の「キャンセル」ボタンをタップします。
- キャンセル内容の確認画面に移ります。画面下部の「キャンセルする」をタップします。
これで予約キャンセル完了です。
面倒な作業は必要なく、便利ですね。
ただし、一定の期間をすぎると、サイト上での処理ができなくなります。
キャンセルボタンが表示されなくなってしまったら、じゃらん上でキャンセルできなくなります。
その場合、宿泊施設に自分で連絡してキャンセルの旨を伝えるしかありません。
じゃらんキャンセル時の返金の方法と返金タイミング
予約をキャンセルしたら、お金はどのように返金されるんでしょうか。
じゃらんでの宿・ホテル予約の場合、支払方法として以下を選択できます。
- オンラインカード決済で支払
- 現地宿泊施設で支払
このうち、「現地宿泊施設で支払」を選択していた場合、予約をキャンセルすると、代金支払いの義務がなくなります。
予約時には何も支払っていませんから、返金という概念はありません。
カード決済の場合の返金ルールについてみていきましょう。
キャンセル料が発生しない日にキャンセルした場合
キャンセル料が発生しないタイミングでキャンセルしたら、
予約時に支払った金額全額がクレジットカード会社を通じて返金されます。
ポイント
実際に返金がされるタイミングは、カード会社によって異なります。
カード会社の締め日によっては、キャンセルした月に返金がされることもありますが、翌月以降になることが一般的です。
場合によっては2ヶ月程度やそれ以上かかり、かなり遅いことがあるので注意です。
早くお金を戻してほしい!と思われる方も多いと思いますが、気長に待つ必要があります。
数日で返金されるものではなく、結構時間がかかりますね。
キャンセル料が発生する日以降にキャンセルした場合
予約時に支払った金額とキャンセル料の差額が返金されます。
先ほどと同じくクレジットカード会社を通じて返金されます。
タイミングは、先ほどと同様、カード会社によって異なります。
翌月〜2ヶ月程度が一般的ですね。
2ヶ月以上かかるなどかなり返金が遅い会社もあります。ご注意ください。
現地宿泊施設で支払を選択していた場合はどうなる?
「現地宿泊施設で支払」を選択していた場合に、キャンセル料が発生する日以降にキャンセルするとどうなるんでしょうか。
この場合、キャンセル料は、じゃらんに対してではなく、ホテルに対して直接支払うことになります。
キャンセル処理をすると、ホテルから直接連絡がきます。
・・と、ここまでは教科書通りの説明です。
ホテルによっては、ドタキャンの抑止というスタンスで、キャンセル料の設定を行なっている施設もあります。
そのようなホテルでは、正直に理由を説明して謝罪すれば、支払を免除されるケースがあるわけですね。
運次第ではありますが、一度施設に直接電話してみるのもありです。
予約時に使用していたポイントは戻ってくる?
キャンセルの際、予約時に使用していたポイントは全て戻ってきます。
予約時に利用登録したポイントは、実際に宿泊するまでは、あくまでも使用予定という位置づけです。
キャンセルしたからといって、予約時に使用したポイントが消滅することはありませんので、ご安心ください。
ただし、期間限定ポイントの場合、対象期間が過ぎてしまうと、当然そのポイントは使えなくなってしまいますので注意が必要です。
以下の記事では、じゃらんのポイントの賢い使い道や効率的な貯め方を紹介しています。
じゃらんパックでクレジット決済以外の決済方法を使用した場合どうなる?
じゃらんパックでは、
- クレジットカード決済
- あとからクレジットカード決済
- あとからコンビニ決済・銀行振込
の3パターンの決済方法を選択できます。
「あとからクレジットカード決済」であれば
- 料金を支払う前のキャンセルの場合
- 当然お金を払っていないわけですし、返金という概念はありません。
- 料金を支払った後のキャンセルの場合
- 通常のクレジットカード決済と同じ方法で返金がされます。
(カード会社を通じて、キャンセル料との差額が返金される)
- 通常のクレジットカード決済と同じ方法で返金がされます。
「あとからコンビニ決済・銀行振込」の場合も、全く同様です。
料金を支払う前であれば、当然返金はありません。
カード会社を経由しない分、カード決済の場合よりも返金のスピードは早いです。
まとめ
じゃらんのキャンセル手続きは予約照会画面 からボタン一つで行えます。
(ただし、操作可能期限が過ぎてしまった場合は、直接宿泊施設に連絡する必要があります。)
面倒な処理がなく、簡単に行えるので、便利ですね。
通常のホテル予約の場合は、キャンセル料の規定は、一律ではなく、ホテルによって異なります。
もしかしたらキャンセルになるかも・・という状況になったら、早めに規定を確認するようにしましょう。
キャンセルすることを決めたら1日も早くキャンセルするのがベストです。
カード決済の場合、キャンセル時の代金返金は、カード会社を経由して行われる都合上、返金まで少し時間がかかります。
焦らず、根気強く待ちましょう・・
予定の変更やキャンセルは旅行につきものです。
不慮のキャンセル時に慌てないよう、本記事の内容をぜひ覚えて旅行を楽しんでください。