日本トップクラスの利用者数を誇る宿泊予約サイト、楽天トラベル
web上で簡単に予約できて非常に便利ですが、
キャンセル料金の仕組みが分かりにくいという方も多いのではないでしょうか。
このような疑問をお持ちの方向けに、楽天トラベルのキャンセルの仕組みを徹底解説します。
楽天トラベルのキャンセル料はどのように決まる?どこで確認する?
まず結論です。
結論
ホテル単体予約の場合のキャンセル料のルールは、宿泊施設が決めています。
そのため
- キャンセル料無料期間
- キャンセル料がいつからいくらかかるか
は予約したプランを見ないとわかりません
キャンセルポリシーは予約画面やマイページで確認します。
とはいってもだいたいどこも似たような規定にしてるんじゃないの?
たしかに似ていて、
キャンセル料の傾向
以下のような規定としている施設が多い印象です。
- 当日:宿泊料金の80%
- 前日:宿泊料金の20%
- 連絡なし不泊:宿泊料金の100%
前日くらいから要注意。とざっくり覚えておいてもいいですね。
上記の場合は具体的にキャンセル料はいつまで無料?いつからかかる?
上記の場合、4月4日に宿泊すると
- 4月2日キャンセル→キャンセル料無料
- 4月3日キャンセル→キャンセル料20%
- 4月4日キャンセル→キャンセル料100%
になります。
また、宿側はプランによって異なるキャンセルポリシーを定めることができます。
稀に、早割やセールなどで値段を安く設定しているプランに対して、
キャンセル料規定を通常よりかなり厳しく設定している宿もあります。
キャンセルが発生する可能性があるなら、縛りがきついプランはあまり利用しない方が良いですね。
パック商品は一律固定
宿と航空券が一緒になったパックツアー商品のキャンセルポリシーは、楽天トラベルが決めています。
どのような施設・プランであっても一律固定なのでわかりやすいです。
「パックツアー商品(ANA楽パック / JAL楽パック)」の場合のキャンセル規定
結論
パックの場合は旅行日の55日前までは無料でキャンセル可能。
54日前からはキャンセル料が発生してしまいます。
宿の単体予約より規定が厳しいですね。
具体的なキャンセル料規定をご紹介します。
ANA楽パックのキャンセル規定
キャンセル規定は以下の通りです。
キャンセル日 | 取消料 |
---|---|
〜旅行日の55日前 | 500円 |
旅行日の54日前〜21日前 | 2,000円 |
旅行日の20日前~8日前 | 旅行代金の20% |
旅行日の7日前~2日前 | 旅行代金の30% |
旅行日前日 | 旅行代金の40% |
旅行日当日(旅行開始前) | 旅行代金の50% |
旅行開始後、または無連絡取消 | 旅行代金の100% |
JAL楽パックのキャンセル規定
キャンセル規定は以下の通りです。
キャンセル日 | 取消料 |
---|---|
〜旅行日の55日前 | 500円 |
旅行日の54日前〜21日前 | 2,000円 |
旅行日の20日前~8日前 | 代金の20% か 3,000円 (高い方を適用) |
旅行日の7日前~2日前 | 代金の30% か 6,000円 (高い方を適用) |
旅行日前日 | 代金の40% か 6,000円 (高い方を適用) |
旅行日当日(旅行開始前) | 代金の50% か 9,000円 (高い方を適用) |
旅行開始後、または無連絡取消 | 代金の100% |
2,000円や3,000円、6,000円、9,000円というのは、航空券の取消手数料のこと。
楽パックは旅行日の2ヶ月くらい前からキャンセル料が発生します。
ホテル単体予約より厳しめです。
3週間をきってくると、さらにぐっと料金が上がります。ご注意ください。
キャンセルポリシー確認方法
宿単体予約のキャンセルポリシーは以下で確認可能です。
- 予約時:予約画面
- 画面の下部(キャンセル保険の説明の上のあたり)に表示されます。
- 予約後:マイページ
- 楽天トラベル:予約の確認・変更 にアクセスし、該当する予約の予約詳細をタップ
- 遷移後の予約詳細画面の下の方に表示されます。
急なキャンセル時に焦らないために
説明した通り、キャンセル料の規定は施設・プランによって異なります。
予定が変更になる可能性が少しでもあるのであれば、
キャンセルポリシーを確認しておた上で予約するようにしましょう。
キャンセルが必要になりそうだな・・と思ったら、予約ページから規定を確認してください。
予約をキャンセルする手順・方法
予約キャンセルはどうやるの?
楽天トラベルの予約キャンセル方法はいたってシンプルです。
楽天トラベル:予約の確認・変更 にアクセスし、
個別の予約のキャンセルボタンを押してその後の画面の指示に従うだけ。
キャンセルボタンがない!なぜ?
画面にキャンセルボタンがないこともあります。
サイト上でのキャンセル受付が終了になっていると表示されません。
ボタンがなく、サイト上でキャンセル処理が行えない場合は、宿泊施設に直接連絡必要です。
楽天トラベルに問い合わせても対応ができません。ご注意ください。
楽天トラベルの返金が遅い?キャンセル時の返金の方法と返金タイミング
予約をキャンセルしたらいつ返金される?
オンラインカード決済で予約時点で支払済みの場合を想定して回答します。
結論
楽天トラベルからクレジットカード会社を経由して返金されます。
キャンセル日やカードの締日がいつかにより返金タイミングが異なります。
- 宿泊費の請求自体が取り消される
- 当月中に返金される
- 1〜2ヶ月後に返金がある
場合によっては返金処理に1ヶ月以上かかることがあります。ご注意ください。
楽天トラベルから直接ではなく、カード会社を経由するので返金が結構遅くなることも。
待っていれば必ず返金されますが、
あまりにも遅くて心配な方は、カード会社へ連絡をオススメします。
キャンセル料が発生する場合の返金はどうなる?
単純に予約金額からキャンセル料を引いた額が返金されます。
返金タイミングは、上の結論に記載した通りです。
決済金額100%のキャンセル料が発生している場合は差し引き0となり、返金はされません。
「現地決済」にしていた場合、キャンセル料発生日以降にキャンセルするとどうなる?
この場合、宿泊施設に対して直接キャンセル料を支払うことになります。
キャンセル処理をすると、宿泊施設から直接請求がきます。
キャンセル料を払いたくない!何とかできない?
オンラインカード決済で予約時点で支払済みの場合は、
楽天トラベルに返金時にキャンセル料を自動徴収されてしまいます。
一方で現地決済の場合には、宿泊施設にユーザが別途払うことになります。
キャンセル料をできれば払いたくないんだけどなんとかできない?
実は、キャンセル料を徴収するしないの選択や金額の決定は完全に宿泊施設の自由です。
なので、宿泊施設に直接連絡をとって相談してみれば、融通が効くことがあります。
ドタキャン抑止のためにキャンセル料を設定している施設もあります。
上記の場合、正直に理由を説明して謝罪すれば、支払を免除されることも。
運次第ではありますが、一度施設に事情を説明して相談してみるのもありです。
ANA楽パック・JAL楽パックでクレジットカード決済以外の決済方法を使用した場合どうなる?
ANA楽パック・JAL楽パックでは、クレジットカード決済のほかに
- あとからクレジットカード決済
- コンビニ決済
を利用できます。
あとからクレジットカード決済
- 料金支払前のキャンセル
- 予約未成立のため返金という概念はありません。
- 料金支払後のキャンセル
- 通常のクレジットカード決済と同じく、
カード会社を通じキャンセル料との差額が返金されます。
- 通常のクレジットカード決済と同じく、
コンビニ決済
- 料金支払前のキャンセル
- 予約未成立のため返金という概念はありません。
- 料金支払後のキャンセル
- メールで返金用の口座情報の入力依頼がきます。
口座情報登録後、7〜10営業日くらい後に入金がされます。
(決済額からキャンセル料と振込手数料が引かれる)
- メールで返金用の口座情報の入力依頼がきます。
カード会社を経由しない分、カード決済の場合よりも返金のスピードは早いです。
キャンセル時の注意点と補足
最後にキャンセル時の注意点や補足事項を記載します。
キャンセル料の計算方法
クーポンを利用した予約の場合、キャンセル料はクーポン割引前の金額をもとに計算されます。
予約時に使ったクーポン、ポイントはどうなる?
キャンセルの際、予約時に使用していたクーポンやポイントは全て戻ってきます。
キャンセルしたからといって、予約時に使用したポイントが消滅することはありませんので、ご安心ください。
ただし、期間限定ポイントの場合、対象期間が過ぎてしまうと、当然そのポイントは使えなくなってしまいますので注意が必要です。
まとめ
楽天トラベル のキャンセルの仕組みについて詳しく解説しました。
- キャンセル規定は宿泊施設が定める
- 同じ施設でもプランや日付によってキャンセル規定が変わるケースあり。
特に大幅な割引プランの場合、縛りが厳しいことも。 - 予約時にキャンセルポリシーを確認しておくことが重要
施設ごとに規定は違いますが、多いパターンは以下の通りです。
キャンセル料の傾向
以下のような規定としている施設が多い印象です。
- 当日:宿泊料金の80%
- 前日:宿泊料金の20%
- 連絡なし不泊:宿泊料金の100%
前日くらいから要注意。とざっくり覚えておいてもいいですね。
楽天トラベルのキャンセル手続きは 楽天トラベル:予約の確認・変更 からボタン一つで行えます。
(ただし、操作可能期限が過ぎた場合は、直接宿泊施設に連絡する必要があります。)
面倒な処理がなく、簡単に行えるので、便利ですね。
もしかしたらキャンセルになるかも・・という状況になったら、早めに規定を確認しましょう。
キャンセルすることを決めたら1日も早くキャンセルするのがベストです。
カード決済の場合、キャンセル時の代金返金は、
カード会社を経由して行われる都合上、少し時間がかかります。
焦らず、根気強く待ちましょう・・
予定の変更やキャンセルは旅行につきものです。
不慮のキャンセル時に慌てないよう、本記事の内容をぜひ覚えて旅行を楽しんでください。